久しぶりに失敗！

しまった！ついあの地名を口にしてしまった！
それはどこかと言うと、『横浜』。
前に、この日記を書いていた女性が住んでいた町。
俺が東京へ出てくるときに、会おうって約束していた女性。
そして、俺とあいつが、正式に別れた（3度目）原因の女性。
いや、彼女には全く罪はない。いけないのは俺なんだ。
あいつは、俺とも会っていたけど、ちゃんとした彼氏がいた。
別れてくれって言い続けたけど、別れてくれなかった。
そして、俺はあいつと別れて、新しい土地で、
横浜の女性と会おうと思ったんだ。電話もしたし、実際会った。
『一緒にディズニーに行こうね』って約束もした。
でも…。タイミングの悪いことに、俺がその横浜の女性の話を
したら、あいつは、『彼と別れて俺とやっていきたい』と言った。
彼とは、ちゃんと別れてくれた。俺も、それに呼応して、
横浜の女性に、理由を話して『もう会えない』って言った。
すべては、いい方向に向かっていると思った。
ところが、あいつと一緒にいた時に、何の前触れもなく、
横浜の女性からメールが入ってきて、それがきっかけで、
信頼関係が崩れ、俺たちは別れることになった。
ほんまの話、あれ以来、横浜の女性とは連絡すらとって
いなかったので、俺にとっては濡れ衣以外の何者でもなかった。
皮肉なもんだね。うまくいったきっかけでもあり、
俺らに幕を引いたのも彼女なわけや。
そして、1年後。今日、大学時代の男友達のひろしと、
横浜であったゴスペルのコンサートに行ってきたんだけど、
あいつとの電話で、うっかりと『横浜』という地名を
口にしてしまった。すっかり忘れてた。
電話を切った後、あいつからメールがあって、
『横浜ってきいて本当にびっくりしました。
　ねぇ、怪しくないよね？本当に、ひろしくん
　だけなんだよね？ごめんなさい、ちょっと心配になって。』
たった一言で、崩壊寸前までいくのが俺らの関係。
なんて薄い氷の上を歩いているような恋をしてるんだろう。
それに、やっぱりまだ『横浜』に警戒心をもっていたんだね。
俺も、あいつの元彼の名前（たけし）には、実は今でも
警戒心を抱いているんだけど、お互いに一緒なんだね。
電車に乗る直前のわずかな時間での会話だったので、
その後、最寄駅についてもう一度電話。
何とか誤解は解けた（？）と思ってる。
うーん、大丈夫だよなー？うっかりしてたわ。
ちょっと、酒を飲んで気持ちのガードが緩んでいたようや。
しっかりしないとな。